導入事例一覧
CAREECON Plusで実現! 2代目社長が描く新しい建設会社の未来
2025年10月30日
有限会社 テップ
所在地
宮城県仙台市
業種
土木工事・舗装工事
目的
人材獲得
課題
採用活動をしても反響がなく採用ができなかった
効果

応募8件→2人採用

危機を乗り越え会社を支える、二代目社長の「覚悟」

舗装工事を主軸に、今年(2025年)で22期を迎える有限会社テップ。震災復興や会社の屋台骨を支えた人材の退職、さらには先代社長の急逝による緊急の社長交代など、その道のりは決して平坦ではなかった。現社長である林氏は、先代との血縁関係はないが、ともに働いていた従業員からの熱い要望を受け、2016年に二代目社長に就任。会社の解散も検討されるほどの危機的な状況の中、会社と社員の命を紡ぐ覚悟を決めたことが始まりである。

社長就任以降、事業内容は変えずとも、舗装工事に加え外構工事など可能な工種を増やし、経営の幅を拡大。Webサイトの導入も行い、会社の信用性向上に努めるなど、林社長の経営手腕は、いくつもの危機を乗り越え、会社を成長へと牽引している。

(有限会社テップ Webサイトより|https://www.tep-inc.jp/

経験豊富な人材の退職が突きつけた「採用難」という現実

社長として会社の危機を乗り越えてきた林氏が次に直面したのが、建設業界の深刻な人材獲得の課題だ。特に大きかったのは、長年苦楽を共にしてきた後輩社員の退職であった。その社員と林氏の2名で機械操作を担うことが多く、会社にとっては技術的にも人的にも看過できない痛手となったのである。

次代を担う人材の育成には、5年や10年という長い年月が必要となる。それまでのテップでは、社員の紹介や繋がりによる採用が中心であり、本格的な採用活動は行っていなかった。この離脱を受け、林社長は「次を育てるために、採用に力を入れる」という決断を下し、本格的な採用活動を開始することとなる。しかし、従来の採用活動では目立った反響を得ることは難しく、応募がほとんどないという厳しい現実に直面していた。

応募ゼロからの脱却~CAREECON Plusが実現した採用革命

人材獲得が急務となる中で導入されたのが、統合型ビジネスツールCAREECON Plusである。導入前の最大の困りごとは、採用活動をしても応募が全くない、すなわち採用の入口にすら立てない状況であった。

しかし、CAREECON Plusを導入してからの結果は劇的な変化を見せている。導入から1年で、問い合わせを含めると7〜8件の応募を獲得し、その中から2名の採用に成功。応募がゼロだった状況から一転、具体的な成果へと結びつける大逆転を実現したのである。

この成功の裏側には、CAREECON Plusの活用を通じて、林社長の揺るぎない経営哲学と企業の真の強みを求人情報として明確に打ち出せた点にある。BRANU(ブラニュー)の担当者は、勝因として「差別化できる強みの明確化」「従業員への強い想いの発信」を挙げている。

特に、社長自身が「従業員ファースト」を貫く経営哲学を持ち、それを求人票やWebサイトに誠実に落とし込めた点が、競合他社との差別化に成功した要因だ。また、システム上で応募や面談の進捗状況などを一括管理できる体制を構築できたことも、効率的な採用活動を後押しする結果となった。CAREECON Plusは、単なるWebツールではなく、林社長の熱い想いと会社の魅力を最大限に求職者に届けるプラットフォームとして機能したのである。

(採用ページの制作打ち合わせで使用した資料の一部)

(有限会社テップの求人募集ページ|https://www.tep-inc.jp/recruit

従業員の人生を守り抜く、揺るぎない経営哲学

テップの採用成功の根本にあるのは、林社長の「従業員がいて初めて会社が成り立つ」という、従業員ファーストの経営哲学である。社長自身が従業員時代に抱いていた「こうだったらいいのに」という思いを、今の会社で実現することを重視。この哲学は、採用活動だけでなく、具体的な福利厚生の充実という形でも体現されている。

病気や怪我、癌になった場合の費用を会社が全額負担するなど、その手厚さは特筆すべきものだ。これは「万が一働けなくなった時に、不安な思いはさせたくない」という、従業員の人生に対する林社長の強い責任感の現れである。

CAREECON Plusを通じて、このような深い配慮と確かな技術力というテップの真の魅力が求職者に伝わり、会社の未来を担う仲間たちの獲得へと繋がったのだ。林社長が描く「新しい建設会社の未来」は、従業員を大切にする揺るぎない哲学に裏打ちされた、確かな採用戦略によって実現しつつある。

(ブラニューのDXコンサルタント児野と有限会社テップ林代表)


有限会社 テップ
所在地
宮城県仙台市
業種
土木工事・舗装工事
目的
人材獲得
課題
採用活動をしても反響がなく採用ができなかった
効果

応募8件→2人採用