兵庫県加東市を拠点として、外構・エクステリア工事を手掛けている、株式会社富士川商事 ヤシロ店「庭楽館」。エクステリア事業に参入し、あらゆる集客施策を行なったが、思ったような効果が得られなかったと、代表の赤瀬氏は語る。
そんなタイミングで、「CAREECON Plus」のマーケティング機能を活用したブラニューのブランディング施策を導入したところ、大きな変化が起きたとのこと。どのような変化だったのか、また同社に与えた影響とは何だったのか、いきさつを見てみよう。
左官材料の販売から外構資材・墓石の販売施工まで幅広く手掛ける
同社は、創業当時は左官材料の販売を行っていた。その後、外構資材および墓石の販売施工も事業に取り入れていったという。
2000年からは、エクステリア事業も手がけるようになったが、そのきっかけは会社の将来性を考えたことであった。墓石は、一度購入したらその先の取引があまり見込めない一方、エクステリアは販路を広げやすいと考え、参入したのだった。
現在では、カーポート・門扉・フェンスの設置などをはじめとしたエクステリア工事を請け負っており、加東市内にモデルガーデンも設けている。エクステリアメーカーが開催するコンテストで受賞経験もあり、顧客や同業者にも実力が認められた企業である。
エクステリア事業を軌道に乗せるためブラニューを活用し、効果を実感
エクステリア事業を始めた当初は、墓石事業の売上が好調だったこともあり、切羽詰まってはいなかったものの、将来への不安は感じていたそう。エクステリア事業を軌道に乗せるために、チラシやホームページを活用したが、集客に結びつかなかったのだ。
代表が最も不安に思っていたのは、Web経由で入る問い合わせのほとんどが、値段に関する内容であったことだ。設計プランなどの問い合わせは皆無に等しく、経営の先行きを不安視していた。
このとき、エクステリアメーカーからの紹介で、CAREECON Plusのマーケティング機能を活用したブラニューのブランディング施策の導入を決意した。施策の一環としてサイトをリニューアルしたが、その直後に、「外構 加東市」の検索ワードでトップに上がってきたため、代表は反響の大きさに驚いたそうだ。
その後もCAREECON Plusのマーケティング機能経由での問い合わせも月に1~2件のペースでコンスタントに入っている。周辺地域からの問い合わせも増えており、効果を実感し始めているそう。
問い合わせのうち、7割ほどが受注につながっており、高い受注率を誇っている。客層にも変化が見られ、値段重視の顧客から設計力やプラン力を期待している顧客へと移り変わっているそうだ。
CAREECON Plus マーケティング機能のアクセスや問い合わせを増やし、エクステリア事業の売上アップをめざす
ブラニューでのブランディング施策により、質の高い顧客からの問い合わせをコンスタントに獲得できるようになった同社。ブラニューの伴走サポートにより、ブログの使い方の指導を受けたことも、大きな成果を生み出した要因だと、代表は語る。
現在は、墓石の事業が振るわないうえ、同社のメイン事業である材用販売も売上が思わしくないとのこと。エクステリア事業に切り替えたのは、まさにタイミングが良かったと言えよう。今後は、CAREECON Plus マーケティング機能からのアクセスや問い合わせ数をさらに伸ばし、周辺地域からの問い合わせをさらに増やしていく施策を考えているそうだ。
同社では、常に時代のニーズに合った事業展開を進めてきた。今回、エクステリア事業での業績アップをめざせるようになったのも、事業展開の方向性がニーズとマッチしていたからだと言える。事業と客層の両方をシフトし、企業のさらなる成長へとつなげていく。
同社は、昭和45年の創業以来、地元密着で事業を展開してきた。高い技術と安心の施工力、顧客に対する丁寧な提案で、さらに信頼度を高め、今後も地域の顧客に愛される施工を続けていく。