建設会社の中には、Webサイトの導入に不安を感じている企業も多い。東京都小平市で、タイル工事および外構・エクステリア工事を手がけている株式会社笹子タイル工業も、そのうちの1社であった。
インターネットに興味はあるが踏み込めないという状況が長く続いていたが、ブラニューのCMS「CAREECON Plus」のマーケティング機能を導入したことにより、大きな効果が得られたという。導入までの経緯や効果の詳細、今後の展望などを伺った。
高い技術と職人技で、くつろげるタイル空間を提供
同社は、昭和53年の創業以来、地域密着型の企業として40年以上にわたり事業を展開している。タイル工事全般および外構・エクステリア工事を扱っており、施工箇所に適した素材や工法の提案で顧客からの信頼も厚い。
特に力を入れているのは、内装における水廻りのタイル工事である。浴室は滑りにくさ・キッチンは汚れに強いものといったように、使用箇所に合った機能を取り入れ、快適でくつろげる空間演出を提案しているのだ。
外装のタイル工事は、雨風や紫外線の影響をできるだけ抑えられるよう、耐久性と防汚性を重視した点が特徴である。タイル工事のプロとして、蓄積された技術とノウハウを活用し、妥協のない繊細な施工を実現している企業だ。
時代に合わせ、紹介以外の仕事獲得ルートを開拓するためWebサイト「CAREECON Plus」マーケティング機能を導入
インターネットについて知識が少なかった同社だが、Webサイトへの興味は元々持っていたそう。時代の流れで、いずれは自社サイトが必要になると考えていたものの、踏み込むタイミングを決められずにいた。
Webサイト導入前の同社は、仕事獲得のためにチラシ配りや営業などを行うことはなかった。唯一、同業者からの紹介が仕事獲得ルートだったと、代表は当時の状況を振り返る。
この現状を打破し、新たな仕事獲得ルートを模索しようと考えていたところ、ブラニューから連絡が入った。代表が話を聞いてみると、Webサイトの作成後すぐに成果は出ないため、1年ほど様子を見てほしいとのこと。この言葉で、信用できるという確信を得たという。
「CAREECON Plus」のマーケティング機能を使った自社サイトの公開は、代表の想定以上に問い合わせが入ってきた。見積もりにつながる問い合わせも多く、徐々に契約に結びついていったそうだ。CAREECON 集客のSEOの強さが、結果に結びついた例といえる。
現在では、毎月10件ほどの問い合わせが入っているほか、インターネット経由の工事の成約率が7割にものぼっている。代表も、CAREECON Plusのマーケティング機能の成果がここまで出るとは予想していなかったため、反響の大きさに驚いているそう。
問い合わせが入る工事は、大規模な現場と個人宅がおよそ半々だという。この点も、代表が狙っていたターゲットにしっかりと情報が届いている証拠だ。
検索結果のトップページに同社が表示されると、CAREECON Plusのマーケティング機能の効果がはっきり現れていることを実感すると、代表は嬉しそうに語ってくれた。
施工現場の写真やブログをこまめに更新し、問い合わせをさらに増やしていきたい
ブラニューが提供するCMS「CAREECON Plus」マーケティング機能は、顧客側がスマートフォンから簡単に更新できるシステムを標準搭載している。笹子タイル工業は、ブラニューからのアドバイスにより、施工現場の写真やブログをできる限りこまめに更新することで、問い合わせの増加につながった。ブログの更新は、事業内容を顧客に分かりやすく伝え、集客効果を高めるのにとても効果的なのだ。
今後の方針として、これまでよりもブログの更新頻度をさらに増やし、問い合わせにつなげていきたいと、代表は考えている。当初の思惑どおり、仕事の獲得にホームページが必要不可欠となったことで、CAREECON Plus マーケティング機能の更新を経営戦略の柱として考えているそうだ。
笹子タイル工業では、時代に合った仕事獲得ルートとして、CAREECON Plus マーケティング機能を活用することで成功することができた。今後も自社サイトの価値をさらに高め、売上増加につなげていきたいと意気込んでいる。