埼玉県川口市に拠点を置き、事業系一般廃棄物の回収業務を行っている、日本作業代行株式会社。昭和48年の創業以来、ほとんどの仕事を紹介によって獲得していたが、今後を見据えた時に新規案件の受注が課題だと考えていた。どのような取り組みによって、この課題をクリアしたのだろうか。同社が下した大きな決断と、それによって得られた効果を紹介する。
事業ごみ・産業廃棄物のリサイクル活動を通じ社会に貢献する
同社は、東京都千代田区・港区・中央区を中心エリアとし、事業系一般廃棄物の回収を行なっている会社だ。長年にわたり環境マネジメントシステムを推進し、一般ごみおよび産業廃棄物の処理・リサイクルを通じて環境に貢献している。
創業から50年以上にわたり、リサイクル活動を手がけている同社は、限りある資源を有効活用するため業務を開始し、「地球に優しく」をモットーとしている。創業したきっかけは、環境問題を身近なところから改善していこうという考えであった。
取引している企業は幅広く、大手だけでなく個人事業主との付き合いも多い。顧客の目線に立ち信頼を大切にしながら、コンプライアンスに則って安心・安全なサービスを提供している。
新規案件の受注増加を狙い、「CAREECON Plus」マーケティング機能の導入を決断した
同社は、創業以来ほとんどの仕事を紹介によって獲得していた。
このため、新規オープンの店舗で発生するごみ回収の依頼といった、反響による新規案件の受注がほとんどなかったのだ。今後の販路を広げるためには、新規案件の獲得が必須であったが、紹介での仕事が大半だった同社はそのノウハウを持っていなかった。
Web集客を導入するきっかけとなったのは、代表の交代であった。このタイミングを機に、社内のさまざまな部分を見直した際、会社の顔ともいえる自社サイト作成の話が上がった。創業以来、紹介によって大半の仕事を受注していた同社にとって、Webサイトの導入という決断は、大きな挑戦だったと言える。
数多くあるWebマーケティング会社の中で同社がブラニューを選んだのは、CMS「CAREECON Plus」マーケティング機能の多彩な機能のほか、担当者との相性も大きかったとのことだ。Web施策は中長期的な視野が必要であり、そのためには充実したサポート体制の必要性を感じていたからだ。
結果、綿密な打ち合わせによりCAREECON Plus マーケティング機能のサイトを構築し、さらに伴走サポートによる運用支援などもあり、公開後2か月目で問い合わせが入ったとのこと。そこから見事受注につながり、当初の目標だった新規案件の獲得に成功した。この段階で、CAREECON Plus マーケティング機能の導入費の元を取ることができたという。
近年の傾向として、顧客が事前にインターネットで検索し、あらかじめ業者選定を済ませているケースが増えている。同社のケースでも、事前にサイトを見て精査してもらうことで、同様の効果が得られたそうだ。
現在でも、CAREECON Plus マーケティング機能経由で毎月数件の問い合わせが入り、ごみの定期回収案件も受注できている。
廃棄物のさらなる減量に向けて取り組みを進めていく
同社が、新規案件の獲得に成功できたのは、紹介という今までのやり方だけに固執せず、Web集客に踏み切り、CAREECON Plus のマーケティング機能を導入したことが要因だ。さらに、少数精鋭の会社ならではのチームワークの良さとフットワークの軽さを生かし、Webで獲得した顧客の要望に真摯に対応していった結果だと言えよう。
これに加え、社長がモットーとする「迅速・安全・安心」を社員が遵守することで、顧客からの信頼がより高まったのだ。廃棄物を少しでも減らし環境負担を軽くすることが、同社のこれからの目標だと、代表の中村氏は力を込めて語ってくれた。
廃棄物を減らし、リサイクルにつなげる動きは、全世界で実践されている。同社はその先頭を走り、リサイクルにより資源を大切にすることで、今後も人と社会・環境への貢献を続けていく。