信頼と実績が裏打ちする、驚異的な成長の道のり
一恵住宅サービス株式会社は、住宅設備機器の交換・メンテナンス、水回りリフォームを主軸とする専門工事会社である。大手ガス事業者からの厚い信頼を背景に、設立当初から驚異的な施工件数を誇る。通常、1日多くても3現場が一般的とされるなか、同社は1日6現場を請け負うなど、高い技術力と対応力が評価されているのだ。
会社設立のきっかけは、代表の井田氏と副島氏が前職で企業グループのガス事業立ち上げに携わったことに始まる。このガス事業立ち上げが一段落した後、「営業の部署を立ち上げ、きちんとした会社としてやっていこう」という社長の誘いに応じ、2022年7月に設立された。設立当初からの目標は、一般顧客(BtoC)への販売拡大と、関連業者とのグループ化であった。しかし、設立直後から大手ガス事業者との直接取引が始まり、仕事量が急増。一般顧客の比率は目標の3割に対し、1割程度にまで低下してしまったのが実情だ。
企業信用性を確保。CAREECON Plusの導入がもたらした顧客層の拡大
設立からわずか2か月後、同社は建設業向け統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」の導入を決断した。その最大の動機は、お客様に社名を名乗った際の信用性、信頼性を高めることにあった。そのため、CAREECON Plusが持つ各種機能の先々の活用を見据えつつ、まずはサイトを公開することを最優先とした。なおBRANU(ブラニュー)を選んだ決め手は、代表の親族が経営する工務店での導入実績があり、安心感があったからだという。
このWebサイトの公開により、まだ行動に踏み出せていなかった潜在顧客が、検索から同社を見つけ問い合わせをするという流れが生まれたことは、非常に大きな効果があった。特に、補助金制度があった時期は、チラシで会社を知った顧客が、サイトで会社を最終確認してから電話をするという「合わせ技」で、問い合わせの成約率が向上。Webサイトの存在が、企業の信頼性向上に大きく寄与している。
(一恵住宅サービス株式会社の施工事例より|https://www.kazue-service.com/gallery )
膨大なBtoBの波を乗り越え、戦略的BtoC拡大へ
Webサイト公開により集客導線を確立した後、同社は次のフェーズとしてCAREECON Plusの機能活用へ本格的に取り組み始めた。その背景には、設立当初の目標であるエンドユーザーへの販売拡大を「より戦略的に進める」という強い意思がある。
会社設立当初からの目標は、一般顧客(BtoC)への販売拡大であった。しかし、設立直後から大手ガス事業者との直接取引が急増した結果、仕事量が膨大となり、一般顧客の比率は目標の3割に対し、わずか1割程度にまで低下してしまっていた。
「このままでは設立当初の目標達成が困難になる」と判断。大手ガス事業者からの仕事を維持しつつ、一般顧客比率を少なくとも3割まで回復させるという、「BtoC売上の安定的な拡大」が喫緊の課題となっていたのだ。

(BtoC売上拡大に向けた打ち合わせで使用した資料の一部)
ブログ作成の負担軽減と安定的な集客を両立
CAREECON Plusの機能活用後の成果は、一目瞭然だった。現在、一般顧客からの成約はほぼ全てWebサイト経由であり、月おおよそ5件の安定的な問い合わせを獲得している。これは、戦略的なBtoC拡大に大きく貢献する結果だ。
またCAREECON Plusによる業務効率化効果として、副島氏が最も実感したのはブログ作成の負担軽減である。導入前は、誤字脱字チェックも含め、全て自分で一から作成する必要があり、時間的な負担が大きかったという。それが、CAREECON Plusでは「基本AIで全部できて、確認してGOサインするだけでできるので、時間的な負担がものすごく軽減された」とのこと。
これにより、AIを活用して作成されたブログが顧客に届き、そこから問い合わせが発生、そして成約に繋がるという好循環の流れが確立。導入前の「BtoC売上拡大が戦略的に進められていない」という悩みを解決し、ブログ作成の工数削減という利便性も享受しながら、安定的な集客と売上拡大という成果に繋げることができたのだ。

(CAREECON Plusには、最短2クリックで1本の記事が作成できるAI ブログアシスタントが実装されている)
利益1億円達成へ~BRANUと共に目指す成長戦略
従業員数も設立当初の2名から9名体制へと拡大し、同社はさらなる目標を掲げる。現在の利益率を維持しつつ、5年後には利益1億円を目指すというのだ。
この目標達成に向け、同社はブラニューの伴走担当の提案力に高い評価と期待を寄せる。
「私たちが『何が分からない』『何が足らない』と質問する前に、担当者が『自分の会社のWebサイトだ』という見方で動いてくれるので、ものすごく助かっている」
信頼できるパートナーシップと提案力に支えられ、一恵住宅サービス株式会社は次なるステージへ歩を進めている。

(ブラニューのDXコンサルタント児野と一恵住宅サービス株式会社 副島取締役)



 
 