30期を迎えた地域密着型の老舗消防設備会社
消防設備の設計から点検・施工まで一貫して手掛けている、千葉県柏市の株式会社防災通信工業。1994年に設立され、2024年の7月で30期目を迎えた地域に根付いた企業だ。社員数も増加傾向にあり、現在17名が在籍。来年には埼玉県加須市に支店を出すという注目の企業だ。
(防災通信工業様のHPより:https://www.bousai-tk.co.jp/)
施工管理アプリの導入により月27時間の業務効率化に成功
BRANUとの最初の接点は、渡辺パイプから施工管理アプリの提案を受けたことによる。防災通信工業ではクライアントに向けた点検報告書を毎月80件ほど作成・提出しているが、この報告書作成業務が大きな負担となっていた。その内容は、現場で撮影した画像を帰社後に会社のサーバーへアップロードし、その画像を作成担当者がローカルに落としてExcelで作成するというもの。1件の報告書を完成させるのに30分は掛かり、合計で毎月40時間が報告書作成業務に充てられていた。
一方、BRANUの施工管理アプリであれば、画像は現場帰りの車中でクラウドにアップロードでき、作成担当者はその画像をアプリ上でドラッグ&ドロップするだけ。防災通信工業はこのアプリで業務効率化できると判断し、施工管理アプリの導入に至った。結果、1件あたりの報告書作成時間が30分から10分に短縮され、会社全体で月27時間ほどの業務効率化を実現できたのだ。
また施工管理アプリの導入は、時短以外のメリットも多い。社内では全ての課でこのアプリを使用しており、全ての現場情報を共有しているが、たとえば他の課が担当した現場へ緊急対応する際でも情報を即座に引き出せ、業務がスムーズに遂行できるようになったという。
(社外でも作業ができる施工管理アプリにより、月27時間の時短に成功)
社内で編集できるCAREECON Plusのサイトに切り替え、お問い合わせも獲得
施工管理アプリ導入後、WebサイトをCAREECON Plusにリニューアルした。もともと自社サイトはあったが、ちょっとした文字変更をするだけでも高い修正コストがかかることから、社長が変わっても表記をそのままにせざるを得ず困っていたいきさつがある。一方、CAREECON Plusで作成するWebサイトはCMSのため、掲載内容の編集が自社内で簡単にできる。その実用性・運用性の高さから、導入を決意したのだった。
新しいWebサイトではブログ記事の更新のほか、消防法改正に伴う掲載内容の変更なども社内で迅速に行えている。また、施工事例ページを充実させることで新規お問い合わせの獲得にも繋がっており、サイト運用の有用性を実感しているそうだ。
(防災通信工業様のHP:https://www.bousai-tk.co.jp/)
なお施工事例ページやブログの作成では、サイト担当者と現場担当者が使用写真を確認しながらローカルにまとめ、都度アップロードしてからページに配置するなど、煩雑な工数がかかってしまうのが一般的だ。
しかしCAREECON Plusはマーケティング機能と施工管理機能が連携しているため、施工管理アプリでアップロードした画像をWebサイトの施工事例やブログに流用可能。しかも施工管理アプリで作成した案件・現場ごとに画像フォルダが整理されているため、担当者間の摺合せ時間も省くことができる。こうした細かい部分で業務効率化が図れる点でも、導入したメリットを実感しているとのことだ。
(CAREECON Plusでは、施工管理アプリでアップロードした画像をWebサイトにも使える)
制作段階から公開後まで、BRANUの細やかなサポートに満足
制作時の打ち合わせや公開後のコンサルティングにおいても、満足度は高い。先のお問い合わせのきかっけとなった施工事例ページ充実のアドバイスは、制作時の打ち合わせでBRANUから提案された1つ。また公開後は、BRANUのDXコンサルタントが毎月定例会議を開き、状況分析や戦略策定のサポート、さらにMEOやGoogleマップの相談なども随時対応。「集客や採用はもちろん、中長期の戦略策定の相談にも乗ってくださるので、とても助かっています」と、長谷川取締役は語る。
(戦略策定の打ち合わせで使用した資料の一部)
売上10億円達成に向けてBRANUが伴走支援
現在、防災通信工業では売上10億円を目指してマイルストーンを策定中。目下の課題は、加須支店の立ち上げに向けた顧客獲得だ。BRANUでは引き続きDXコンサルタントが中心となり、目標達成をサポートする伴走者として、競合分析や戦略策定の支援を行い、課題を発見し解決へと導く役割を果たしていく。